SSブログ

Moire seems to be depending on the chromatic aberration of lens. [Technology]

デジタルカメラで撮影された画像に出現するモアレは、画素ピッチのナイキスト周波数によって説明されますが、レンズの収束円の大きさや色収差も影響を与えるはずです。
Sony ILCE-7、RX1RとNikon D610はライカ判24M画素センサー、Sony ILCE-7RとNikon D800Eはライカ判36M画素センサーなので、これらで同一被写体を撮影した画像を比較すれば、何らかの示唆が得られるはずです。
そこで、Dpreviewで公開されている画像で比較しました。

画像はRGBの順に並べています。

まずは24M画素シリーズです。
ILCE-7
ILCE-7_iso50_cropped_RGB.png

RX1R
RX1R_iso50_cropped_RGB.png

D610
D610_iso50_cropped_RGB.png

次に36M画素シリーズです。
ILCE-7R
ILCE-7R_iso50_cropped_RGB.png

D800E
D800E_iso50_cropped_RGB.png

画像を見て直ぐに分かることは、ILCE-7/7RのBチャネルが、RX1RとD610ではRチャネルが汚いことです。
画素ピッチが異なるILCE-7と7Rで、共通しているのは撮影レンズです。Sony 85mm F1.4 ZAの色収差がBチャネルに大きな影響を与えているのでしょう。
RX1Rの35mm F2.0とNikkor AF-S 85mm f/1.8Gでは、色収差の影響がRチャネルに現れたのでしょう。D800EもNikkor AF-S 85mm f/1.8Gですが、どの色チャネルも安定して見えます。多分、収差の影響が特定のチャネルに集中しなかったのでしょう。

センサーとレンズは、切り離して評価することが出来ないようです。
評判の良いカメラボディとレンズを組み合わせても、良い画像が撮影できるとは限らないようです…。

nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 4

コメント 2

toshi

> センサーとレンズは、切り離して評価することが出来ないようです

まったく、その通りだと思います。デジカメ時代においてボディを決めることは、常用するフィルムを選ぶのと同じくらいの意味を持つようになった気がします。欲しいのは、解像感なのか、高感度特性なのか、オールマイティさなのかとか、ちゃんと意識しないといけないんでしょうね。で、その上でレンズもちゃんと選ぶ、と。

とはいえ、実際にはすでに持っているレンズ資産があるので、そこを基準に選ぶことになるほうが圧倒的に多いのですが、、、(苦笑)
by toshi (2014-04-16 10:00) 

hi-low

> toshi さん

私は等倍マクロ撮影が目的だったので、まずMicro Nikkor 60mm f/2.8Dを選び、FマウントボディとしてD5100を選びました。今なら、マウントアダプター前提で、ミラーレスカメラボディを選ぶかもしれません。

レンズ沼にはまることは無さそうです(笑)。
by hi-low (2014-04-17 12:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Foveon’s Quattro Sen..Is Merrill sensor th.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。