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Focus shift of DP3 Merrill [Equipment]

DP3 Merrill は最短撮影距離で、絞りの設定によってフォーカスがシフトします。
MF でレンズの撮影距離を最短にセットし、絞り値を F2.8 から F8.0 まで変えてメジャーを撮影しました。目盛りの単位は 1 mm ですが、カメラを45度傾けていますので、奥行き方向には 1/1.4 mm の違いになります。

F2.8, F5.6, F8.0
DP3_merrill_focus_shift_2.8_5.6_8.0.jpg

フォーカス位置は F2.8 に比べて、F5.6 で目盛り1つ(0.7 mm)ほど、F8.0 で目盛り1つ半(1 mm)ほど奥にシフトしています。
DP3 Merrill は、実絞りではなく開放(F2.8)状態でフォーカスを合わます。そのため、絞った撮影では、背面液晶画面で合わせた後に手前にフォーカスをずらす必要があり、なかなかジャストフォーカスになりません…。

【追記 2018-01-17】
紹介したフォーカスシフトは、キヤノンのクローズアップレンズ 250D を付けた状態での現象です。
撮影倍率は、250D 付きが 1:2 で、無しのオリジナルが 1:3 です。光軸方向の変動は撮影倍率の二乗に比例するので、オリジナルのフォーカスシフト量は F8.0 で 0.5 mm 以下となり、さらに撮影倍率も小さくなるため、撮影画像では変化がほとんど分からないと思います。

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E 18-135mm F3.5-5.6 OSS is expensive in Japan [Equipment]

E 18-135mm F3.5-5.6 OSS が日本でも発表されました。
その希望小売価格は8万円ですが、この設定は米国、英国そして独国と比較すると高いですね。

いくつかのレンズについて、各国のソニーサイトに記載されている希望小売価格を、日本、米国、英国そして独国の順に以下に示します。尚、英国と独国の価格は付加価値税を含んでいます。
 E 18-135mm: 8万円、599.99ドル、570ポンド、649ユーロ
 E PZ 18-105mm G: 6.3万円、599.99ドル、529ポンド、629ユーロ
 E 16-70mm ZA: 9.9万円、999.99ドル、899ポンド、1099ユーロ
 E 18-200mm LE: 8.9万円、849.99ドル、659ポンド、799ユーロ

米国、英国そして独国での E 18-135mm と E PZ 18-105mm の価格差は、最大でも英国の7.8%です。ところが日本では、27%もの差があります。為替変動が原因かと思いましたが、ここ数年間の対ドル変化は円よりもポンドとユーロが方が大きく落ち込んでいますので、価格比の違いは説明できません。

日本の量販店での実売価格を見ると、E PZ 18-105mm は20%程値引きされ、E 18-200mm はより大きく33%値引きされています。E 18-135mm が33%値引きされれば、その販売価格は E PZ 18-105mm とほぼ同じになります。

日本国内での E 18-135mm の価格は E PZ 18-105mm と同程度になると予想しましたが、そうなるように願っています。

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Summary of MTF Charts of E-mount High-magnification (around 6x) Zoom Lenses [Equipment]

E 18-135mm F3.5-5.6 OSS
E PZ 18-110mm F4 G OSS
E PZ 18-105mm F4 G OSS
and
E 16-70mm F4 ZA OSS

For your reference
DT 18-135mm F3.5-5.6 SAM

The MTF chart of new E 18-135mm looks like that of E PZ 18-110mm than E PZ 18-105mm.
Good job, sony!
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A mystery of Commlite CM-EF-NEX [Equipment]

昨年の12月初めにCommlite CM-EF-NEXを購入し、NEX-7に装着していました。
2週間ほど使っていたのですが、怪しげな現象が起こったため、現在は使用を止めています。

その現象とは、電力の異常な消費です。
まず、Commlite CM-EF-NEXを装着した状態のNEX-7で、電源をOFFにして数時間後にONするとバッテリー残量が20%ほど減少していたことが複数回ありました。この時には、どこかに電流のリークがあるのかなと思っていました。しかし、連続したOFFとONでも同様の減少を経験しました。
多分、電源供給回路でリークよりもショートに近い現象が、マウントアダプタ内の電子回路が起動する際に発生したと思われます。
常に発生するわけではないので、レンズの状態と関係しているでしょうし、レンズとカメラの組み合わせもあるでしょう。
原因を追究したい気持ちもありますが、カメラが壊れても困るので、Commlite CM-EF-NEXはお蔵入りです…。

NEX-7でEF-S 18-135mmが使えればと思いCommlite CM-EF-NEXを購入したのですが、先日ソニーからE 18-135mm F3.5-5.6 OSSが発表されました。
米国ソニーのサイトで公開されているMTFを比較する限りでは、E PZ 18-105mm F4 G OSSよりも解像と均整性は上です。
アメリカでのE 18-135mm F3.5-5.6 OSSの予想販売価格は599.99ドルで、E PZ 18-105mm F4 G OSSと同一です。日本では、税込みで6万円を切りそうですね。

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Commlite CM-EF-NEX on NEX-7 [Equipment]

NEX-7 に組み合わせるレンズとして SELP18105G に注目していたのですが、歪曲収差の大きさがどうにも気になり、マウントアダプター経由で EF マウントレンズを試すことにしました。
できるだけ費用を抑えたいので、Commlite CM-EF-NEX を通信販売で購入しました。実は、最初に受け取った商品は、NEX-5 には装着できたのですが、NEX-7 ではマウントの爪があたったままで回転しないものでした。販売業者サポートに連絡して直ぐに送られてきた交換品は、無事に NEX-7 に装着することが出来ましたが、最初から何やら不穏な感じです。

Commlite が公表している CM-EF-NEX の対応レンズの中で、私は ”CANON EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS” あるいは ”Sigma DC 17-70mm F2.8-4 DC OS HSM” に目を付けていました。しかし、Commlite ユーザーの情報では対応リストは当てにならないようでしたので、中古レンズの販売店で二つのレンズについて動作を試しました。広角端、中間、望遠端の三か所で試したのですが、NEX-7 の AF が合焦するのはどちらも望遠端だけでした。これでは使い物になりません…。

かなり落ち込んだ気分で商品棚を見渡したところ、"SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM" が目に留まり、ダメもとで試してみました。すると、時間は数秒程度かかりますが、どの焦点距離でも NEX-7 の AF が合焦しました。そんな顛末で、私の NEX-7 には Commlite CM-EF-NEX 経由で SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM が付いています。

どれだけの方がこのブログを読んでいただいているのか分かりませんが、Commlite CM-EF-NEX については、カメラとレンズの組み合わせを実際に試すことをお勧めします。

レンズを購入した帰りに、ライトアップされた夜の公園を撮影しました。
winter_illumination.jpg
Camera: Sony NEX-7, Lens: SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM, Focal length: 18mm, Aperture: f/4, Ex.: 1/60 sec, ISO: 500.
レンズの性能が分かるような画ではありませんね…。

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Capture One Express 10 (for Sony) vs. Imaging Edge 1.0 [Equipment]

ソニーが、αシリーズカメラの RAW ファイルを現像できる Imaging Edge (Remote/View/Edit) の無料公開をはじめました。
そこで、すでにフリーで公開されユーザーも多いであろう Phase One の Capture One Express 10 (for Sony) との比較を行いました。NEX-7 の RAW をソフトウェアのデフォルト設定で現像しています。
左が Capture One Express 10 (for Sony)、右が Imaging Edge 1.0 です。
COvsIE.jpg
デフォルト設定では、Capture One Express 10 (for Sony) のほうがメリハリの利いた画像が出力されます。

ピクセル等倍でみると大きな違いに感じますが、縮小してしまえば差は小さくなります。
縦の画素数を4000から1181まで縮小した画像で、上が Capture One Express 10 で、下が Imaging Edge です。
hirado_bridge_CO.jpg
hirado_bridge_IE.jpg
尚、写っている橋は長崎県の平戸大橋です。

Capture One と Imaging Edge は共にレンズ収差の自動補正が可能ですが、歪曲については、Capture One は画像を縮小することで補正し、Imaging Edge は拡大することで補正します。個人的には、解像度の劣化がない Capture One の方が好みです。劣化しない代償に画素数が減りますが…。

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The sensor to come for scientific and industrial cameras [Equipment]

Sony has published the brief specification of a square-format 1 inch BSI sensor, IMX533.
From the specification, this sensor seems to fulfill a demand for a scientific use at a lower cost than expensive current sCMOS sensors.

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Capture One well-compensates the distortion of E PZ 18-105mm F4 G OSS (SELP18105G) [Equipment]

NEX-7 に E PZ 16-50mm を組み合わせていましたが、光学性能が E18-55mm にも及ばないことと、もう少し望遠が欲しいことから、E PZ 18-105mm に興味を持っています。

E PZ 18-105mm は望遠端の歪曲収差が大きいと報告されていますが、自分自身のカメラで撮影し現像してみないと、許容範囲内かの判断ができません。そこで、ソニーストア店舗に出かけ、実写させてもらいました。

NEX-7 に着けて広角端(18mm)と望遠端(105mm)で店内を撮影し、自宅で RawTherapee と Capture One Express for Sony で現像しました。RawTherapee では露出以外の調整は行わず現像し、レンズの収差が分かるようにしています。Caprure One Express は標準設定で現像し、自動でレンズの歪曲収差が補正されました。
掲載画像は、すべて1/5倍に縮小しています。

まず 18mm での撮影画像で、上が RawTherapee、下が Capture One での現像です。
18mmRT_shrink.jpg
18mmCO_shrink.jpg
広角端でも、RawTherapee による現像では糸巻き収差が分かります。

次に 105mm での撮影画像で、上が RawTherapee、下が Capture One での現像です。
105mmRT_shrink.jpg
105mmCO_shrink.jpg
RawTherapee による現像では、強い糸巻き収差が分かります。

広角端と望遠端の両方で、Capture One は上手く収差を修整しています。しかし、糸巻き収差のくびれに合わせて修整するためか、望遠端で画像のサイスが明らかに小さくなっています。

E PZ 18-105mm の Capture One での現像は悪くはないと感じましたが、素の画像が使えないことへの不満は消えません。
E 18-200mm も試せば良かった…。
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Two kit lenses for E-mount, new (SELP1650) and old (SEL1855) [PS] [Equipment]

SELP1650とNEX-7の組合せはAFが謎なので、古いキットレンズSEL1855とNEX-7の組合せを試しました。

結論は、「SEL1855も、SELP1650よりもマシだが、最短撮影距離に近い被写体のAFは苦手」です。コントラストAFは、フォーカスを一定範囲動かしてフォーカスエリア内の画像高周波成分量のピークを探索します。NEX-7はその探索範囲が狭く、局所的なピークで満足してしまうようです。
グラフの形は逆になりますが、「ローカルミニマムに落ちて出てこられない」状態ですね。

結局、2つのキットレンズ(SELP1650とSEL1855)で近接撮影をしましたので、結果をご覧ください。
共に望遠端の絞り解放で、フォーカスは合った画像です。
RawTherapeeを使い、露出を合わせただけで、コントラスト強調やノイズリダクションは一切行わずに現像しました。

まず、SELP1650です。
new_kit_lens.jpg
50mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO 500

次に、SEL1855です。
old_kit_lens.jpg
55mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO 400

SELP1650の描写はオールドレンズのようで、コントラストAF向きではありません。
SEL1855は意外にしっかりした描写ですが、販売終了だそうです。
公開されているMTF曲線からは、SELP1650SEL1855にこれほどの違いがあると想像できませんでした…。

[PS]
キヤノンが PowerShot G1 X Mark III を発表しました。
レンズは、15-43mm F2.0-4.0 ではなく、 15-45mm F2.8-5.6 とキットレンズ仕様です。二つレンズは光学設計がよく似ているので、G1 X MIII も広角端の歪曲が大きく電子補正前提でしょうね…。

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