Where is the HP finder gone? [Technology]
私は、乱視で近視に加えて最近は老眼も始まったため、日常生活に眼鏡が必須です。
しかし、眼鏡をかけたまま35mmフルフレーム機のファインダーを覗くと、どれも視野がけられてしまいます。APS-C機でも、ファインダー倍率の大きな機種ではけられてしまいます。どうも、設計アイポイント位置に眼の瞳が届いていないようです。
覗いた機種の仕様から推定すると、35mmフルフレーム換算で倍率が0.77倍でアイポイント長が23mmのファインダー光学系(X-T1のEVFです)なら、私の場合はファインダー視野がけられないようです。アイポイント長が短くなると、けられない倍率もいっそう低くなります。D5100のファインダーの倍率は換算0.52倍ですが、アイポイント長が18mmと短いため、けられないギリギリです。
Nikon F3は、0.75倍で25mmのDE-3や0.6倍で60mmのDA-2を選ぶことができました。Pentax LXでも0.55倍で60mmになるFB-1 + FC-1という組合せがありました。なぜ現在は、DE-3のような仕様のOVFを持つDSLRを選択できないのでしょうか。
メーカーは、ファインダー倍率が下がるのでスペックとしての訴求力が弱いと考えているのでしょう。また、ファインダー光学系の開発費用が少ないのかもしれません。しかし、ファインダー倍率が高くても、視野がけられてしまうのでは実用的に意味がありませんね。
しかし、眼鏡をかけたまま35mmフルフレーム機のファインダーを覗くと、どれも視野がけられてしまいます。APS-C機でも、ファインダー倍率の大きな機種ではけられてしまいます。どうも、設計アイポイント位置に眼の瞳が届いていないようです。
覗いた機種の仕様から推定すると、35mmフルフレーム換算で倍率が0.77倍でアイポイント長が23mmのファインダー光学系(X-T1のEVFです)なら、私の場合はファインダー視野がけられないようです。アイポイント長が短くなると、けられない倍率もいっそう低くなります。D5100のファインダーの倍率は換算0.52倍ですが、アイポイント長が18mmと短いため、けられないギリギリです。
Nikon F3は、0.75倍で25mmのDE-3や0.6倍で60mmのDA-2を選ぶことができました。Pentax LXでも0.55倍で60mmになるFB-1 + FC-1という組合せがありました。なぜ現在は、DE-3のような仕様のOVFを持つDSLRを選択できないのでしょうか。
メーカーは、ファインダー倍率が下がるのでスペックとしての訴求力が弱いと考えているのでしょう。また、ファインダー光学系の開発費用が少ないのかもしれません。しかし、ファインダー倍率が高くても、視野がけられてしまうのでは実用的に意味がありませんね。
かつての一眼レフはファインダーが交換可能でしたけど、現代のボディは固定式の物ばかりですし、大部分の人をカバーできればOK的な仕様にならざるを得ない気がします。
たとえばニコンのD750は0.7倍にアイポイント長21mmと比較的長めですけど、これくらいだとまだけられてしまうんでしょうか?
by FT (2015-09-20 18:35)
> FT さん
確かに、D610とD750はアイポイント長が比較的長めですね。情報をありがとうございます。実は、アイポイント長が22mmのPentax K-S2でもけられて見えるので、アイポイント長だけなく接眼部周辺の構造も関係しているのかもしれません。
かつてSLRの上位機種はボディ内測光だったため、ファインダー光学系の交換が可能でした。しかし、その場所にAFセンサーを配置するために、測光センサーはペンタプリズム(ペンタミラー)部に戻り、その結果ファインダー光学系が固定になってしまいました。これは機械としては、退歩だと思います。
AFセンサーを大型画素の撮像面位相差検出センサーにしてしまえば、測光も同時に行えますので、交換式ファインダーが復活するのではと妄想しています。
by hi-low (2015-09-20 21:23)
なるほど、いわれてみると確かに、AF一眼レフでファインダーが交換式というのは都合が悪いですね。ニコンF5なんかだと交換ファインダーにも電子接点があったのを思い出しました。(それでも標準以外のファインダーでは測光モードに制約があったようですが)
AF・AEセンサーを統合してしまうというのはおもしろいですね。35mm判だと現在のサブミラーを用いる形では画面の中央付近しかカバーできませんけど、APS-Cくらいならなんとかなりそうな気がします。
by FT (2015-09-22 00:01)
> FT さん
早速、D750を覗いてみましたが、ファインダー内情報を見えるようにすると上の角がけられてしまいました…。
意地になって、量販店に展示されていたキヤノン、ニコン、ソニーの現行機種のファインダーをすべて覗きましたが、像と情報表示がけられることなく見えたのはソニーα6000だけでした。ファインダー光学系の仕様はあくまでも計算値と設計値で、”眼鏡をかけた私が覗いて見渡せるかの指標”としては当てにできないようです。
眼鏡を外せばどのカメラもファインダー内を見渡せますが、乱視の私には少しも楽しくありません…。
by hi-low (2015-09-22 11:13)
その昔、身近なところでNikon F2のファインダー部から光が漏れてしまうという事故が何件か起きました。交換可能なのは良かったのですが、接合部の工作精度や強度が十分ではなかったのかもしれません。みんな、使い方が荒かったですから、、、 ^^;
そうした事故や、カメラに組み込まれる要素の変化もあり、だんだんとファインダーが固定されていった気がします。そうしたことを思い起こすと、OVFを交換可能にするためにはコストを覚悟しないといけなそうですね。
最近のOVFは、限られた条件の中で視野率100%を達成するために、ユーザーにきちんとファインダーを覗くことを要求しすぎな気がします。
by toshi (2015-09-23 11:44)
> toshi さん
Nikon F/F2やCanon F-1は歯車が回れば使える”機械”だったので、使われ方も荒かったのでしょう。”機械”はユーザーが故障や不具合を直すこともできましたが、いまやカメラは”電子機器”でユーザーは手の出しようがありません。その分、ユーザーがカメラに求める完全性のレベルが上がり、その結果としてメーカーからユーザーへの要求も上がってしまったのかなと思います。
眼鏡を着用したままファインダーを覗きたいユーザーは、私だけではないと思います。ファインダー交換とは言いませんので、接眼レンズ光学系にアイポイント(アイレリーフ)の長いものをオプションとして用意して欲しいですね。
by hi-low (2015-09-23 21:47)
最近知ったのですが、アコフレックスというフレームを使うとメガネをかけたままファインダーを蹴られずに覗けるようです。
by 通りがかり (2015-11-12 03:15)
> 通りすがり さん
情報ありがとうございます。
カメラ用眼鏡を作ってしまうのが、一番良い対策かもしれませんね。
by hi-low (2015-11-12 08:07)